· 

発表会の伴奏稼業

声楽や楽器の演奏はほとんど「伴奏」を伴います。学生時代からピアノ科の学生は他の楽器専攻や声楽専攻の友人の伴奏を引き受けて、いろんな曲を勉強することができます。なかにはソロの演奏に専念して伴奏は引き受けないピアニストもいますが、私は学生時代から伴奏が好きで、テスト期間にはいっぱい伴奏譜を抱えてこなすのが好きでした。

 

今は合唱や声楽の伴奏を定期的に仕事としています。

一人で黙々と楽譜と鍵盤に向かうのも良いのですが、他の音色、メロディーを自分のピアノがサポートしていくのを体感するのは、友人との会話に似ています。お互いの話をききあい、話し、理解や新しい刺激をもらう感じ。

 

実は子どもたちとのレッスンもそれに近いです。みんなの音を聞いて、どこがわかってないか、どう受け止めているかを知り、「こうするとうまくいくよ」と話したり、新しい考えをもらったり。

 

音楽でのコミュニケーションです。