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渡仏旅行記 2

 

3 生活

 

滞在は寮も用意されていますが、私は子連れのため、キッチン付きのホテルへ。スーパーでチーズ、ハム、バターの種類の多さ、安さに圧倒されます。街中では99パーセントノーマスクでした。飲食店も大勢の観光客で賑わっています。コロナの話は全くなく、今はサル痘の方が話題になっているそうです。

 

 

4 コンサート

 

講習では中盤と最終日に2回、コンサートが催されます。

用意した曲の中で前日に指定されます。全員がユゴー、フランク、プーランクを共に学ぶための講習会なので、自分達の得意不得意よりも詩と音楽を伝えるためのプログラミングがされます。聴衆は音楽と詩を愛する地元の皆さん。自国の文化を多種多様な国籍の音楽家が一生懸命勉強しているのを温かく見守ってくれています。

 

歌い手Minnaは私の半分の年齢ですが、真面目で勤勉、才能を着実に磨ける子ですぐ仲良くなれました。以下は前半の講習を終え、中日のコンサートの演奏です。

 

 Poulenc: Deux poèmes de Louis Aragon

プーランク:ルイ・アラゴンの2つの詩

 

5 帰国

 

最後のコンサートを終え、パリへ。半日観光できる予定でしたが、日本に入国するにはPCRテストを受けなければなりません。世界でトップを争う感染者数の日本が一番、入国制限が厳しい...。結果が出るまで3日かかるところもあるので、最速で結果を出してくれるラボ探し、そして証明書作成...。最後の1日はノーマスクですっかりコロナの影もないパリをPCR検査のために奔走でした。

 

しかも日本の入国規制の通達をフランスの空港職員が知らないため、書類が足りない、と追い出されそうに!こちらも必死なので「これでいいんだ、日本に聞け!あなたじゃなくてもっと偉い責任者出して!」と応戦。

 

ドタバタで時間もお金もかけて作った書類は日本の空港ではちらりと見るだけで終了。なんやねん💢早くみんながノーマスクで楽しめるようになりますように!!