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François Le Roux氏を招いて

10年来、師事しているFrançois Le Roux先生。京都フランス歌曲協会がお招きするのは6度目になります。私はフランスでの講習会でもお世話になっているので、日仏の距離があるにしては頻繁にレッスンしていただいています。

 

フランスではすっかりコロナの影響はないですが、こちらではまだ社会的自粛が続くので、マスク着用や大勢でのマスタークラスができないなど制限のなか、レッスンや観光を楽しんでいただき、最後にコンサートにも出演いただきました。私はオルガンでの参加。他の出演者陣ももちろん精一杯頑張って研鑽していますが、世界の舞台で活躍される先生の歌声に打たれ、皆さらに白熱した舞台になりました。

 

フランスオペラのCDにはほとんど出演されていたり、大勢の演奏家から指導者として信頼を得ている先生なのですが、私たち極東で学ぶヒヨッコにも、その人に何が必要かを丁寧に考えてくれます。ふと垣間見る先生の力量や経験に恐れ慄きながらも、常に冗談や会話を楽しみました。

 

今回の滞在ではみんなで食事などがなかなか叶わず、先生独占状態で観光やお茶に連れ出し、ゆっくりあれこれお話しする機会を持てました。

 

大阪に行ってみたい、とのことでさて、どこに連れていくか??

京都には何度も長期滞在されてるので日本文化はよくご存知。世界中で演奏や指導されているので観光地には興味はないだろうし。私にとって「大阪らしさ」あふれるところ、天神橋筋商店街、寿司や日本茶カフェ、天満宮で古本市、中之島公園..しかしあまりにいつもの自分の散歩コースに陥っていることに気づき、慌てて道頓堀、法善寺、通天閣を見せておきました😅!