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新春能

お正月は神事や伝統行事で心機一転したいものです。今年も新春農に行ってきました。せっかく徒歩圏内に素晴らしい能楽堂があるのですし!

演目はお正月の定番、「翁」「高砂」、狂言「末広かり」、そして90周年記念ということで舞も挟み、豪華4時間!

 

能楽の素晴らしさはなかなか年齢を経ないと味わえないですが、本当に世界に誇れる一番の芸能だと思います!たった約5m四方の本舞台のなかに静と動、光と影、時代、空間が宇宙のように広がります。演者の動きは最低限ですが、ものすごいパワーを感じますし、小鼓、太鼓、笛だけでオーケストラのようなダイナミクス。600年続くこのような芸能は世界でも類を見ないもので、その理由が分かります。

 

衣装も大変美しい!!中国から伝わった芸能ですが、日本の風土に消化され、とてもモダンな色の重ね具合、模様など、すごくモダンなデザインです。大槻能楽堂:能の装束

https://noh-kyogen.com/global/ja/noh_mask_and_shozoku-1/index.html

 

闇雲に「日本人ならわかるべき」だとか「教科書で教えるべき」だとは思いませんが、何かで大ブームが来たらいいのになぁ、と願います。昔、宮藤官九郎のドラマ「俺の家の話」で取り上げられたのですが、いつかもっと流行って欲しいなぁ…!